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成形品設計 / 設計のポイント
7. 成形品設計
7.1 設計のポイント
- 均肉化
肉厚の違いによる収縮差をなくします。厚肉部は肉抜きをして均肉化を図りますが、コアはできるだけ大きくします。これは小さなコアは高温になり、成形サイクルを長くする原因となるためです。
- 薄肉化
機能上問題のない範囲で薄肉化します。これは肉厚が薄いほうが成形サイクル上有利となるからです。
- 対称形状化
外周リブが残るような形状や、コア状になり固定側と移動側に温度差を生じやすくなるときは、リブの突張りや温度差による収縮バランスのためにソリなどの変形が起きます。このようなときには、対称形状になるようにして収縮バランスをとります。
- リブ補強化
製品形状から、どうしても変形が生じてしまうことがあります。このようなときには補強用リブを設けて、倒れやソリを矯正します。この際、リブの厚みは製品ベースに対して1/3~1/2とします。
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