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成形加工特性 / 熱安定性

目次 はじめに 安全 成形機 成形条件 再生 成形加工 成形品設計 金型設計 不良対策

流動性  成形収縮  後収縮・吸水寸法変化  熱安定性

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6. 成形加工特性

6.4 熱安定性

6.4.1 シリンダ内滞留による物性変化


図6-16 成形機シリンダ内滞留時間と物性

6.4.2 分解開始温度

DSC(示差走査熱量計)及びTG(熱天秤)でジュラコン® POMの分解開始温度を測定すると図6-17、図6-18に示したような結果となります。これらの温度はアセタールホモポリマーより20~30℃高く、また融点がアセタールホモポリマーより約10℃低いことと合わせ、ジュラコンの成形温度範囲がアセタールホモポリマーより広いことがわかります。


図6-17 DSC曲線
測定条件
 昇温速度: 5℃/min
 試料重量: 14mg

温度項目
 T1: 溶融開始温度
 T2: 溶融吸熱ピーク
 t1: 分解開始温度

図6-18 TG曲線
測定条件
 昇温速度:5℃/min
 試料重量:14mg

温度項目
 T1:分解開始温度
 T2:50%分解温度
 T3:分解終了温度

 


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