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金型設計

目次 はじめに 成形注意点 成形機 成形条件 成形加工特性 成形品設計 金型設計 成形不良対策

スプル、ランナゲート抜き勾配アンダーカットガスベント金型温調金型材質

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7. 金型設計

7.6 金型温度調節

金型温度は成形サイクル、成形品品質などに大きな影響を及ぼしますので、その温度調節の方法についてはランナー、ゲート、エジェクタ方式などの金型構造と同様に事前検討を十分行わなければなりません。

金型温調設計には次の点を考慮する必要があります。

  • ヒータによるものではなく、熱媒体などの循環方式が良い。
  • 熱媒体循環方式のポイント。

(a) 温調孔の伝熱面積が十分であること (冷却孔は太く、数多く)

(b) 温調孔はできるだけキャビティに近づけること
  (冷却孔がキャビティから遠いと金型の表面温度分布が大きくなる)

(c) 媒体の循環量は十分にすること
  (冷却孔での圧力損失に打ち勝つ吐出圧を持ち、吐出量の大きい温調機を使用する)

(d) 出来るだけ分流せず、直列に繋ぐ事。

 

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