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成形機の選定

目次 はじめに 予備乾燥 再生材 成形機選定 金型設計 成形性 成形条件 安全上の注意

 

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4. 成形機の選定

ラペロス® LCPは通常のスクリュタイプの成形機で成形できます。

ラペロスのグレードタイプによってシリンダ温度は異なりますが、最高380℃を見込んで頂ければ良いので、一般成形機のヒータ容量で問題ありません。

可塑化ユニットのサイズは、1ショットの重量が成形機能力の50~75%を目安として下さい。

ラペロスは普通のオープンタイプのノズルで成形できます。一般にノズル部の圧力損失はオープンタイプのものが最も小さく、また機械動作の信頼性を考慮する必要がないので可能な限りこれを用いることを推奨します。但し、流動性の良い材料ですので成形条件によっては、特により高流動性を得るためシリンダ温度を高く設定した場合は、鼻タレ現象を起こします。

ノズルヒータは独立したコントローラーで制御して下さい。鼻タレ、糸引き現象が見られる時はノズル温度を下げることが効果的な対策となります。ただし、設定温度を下げすぎた場合には、流動性が悪化して充填圧力が極端に上がったり、コールドスラッグが製品部に混入してブリスターの原因となります。安定した成形を行うためには、図4-1のような“LCPノズル”を使用いただくことで、ノズル温度を下げすぎることなく、鼻タレ、糸引き現象を抑えることが可能です。

ラペロスは固化速度が速く、離型性も良いのでハイサイクル成形が可能です。この特長を生かせるよう可塑化能力が高いものが適しています。スクリュの形状は一般には次のものが適しています。

  • スクリュ先端に溝深さが一定の計量ゾーンが数山あるもの
  • 良く整備された逆流防止弁のあるもの
  • ロングフィードタイプのもの

 

 

図4-1 LCP用ノズル

[ノズル径が小さい(直径1~2mm)、ノズル先端に高出力ヒーター、熱電対を先端に設置]

 

図4-2 標準的なノズル

 


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