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予備乾燥

目次 はじめに 予備乾燥 再生材 成形機選定 金型設計 成形性 成形条件 安全上の注意

 

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2. 予備乾燥

ラペロス® LCPの吸湿性は大変低く、例えばAポリマーの場合、23℃、50%RHでの平衡吸湿量は0.03% (300ppm) 程度です。

また、防湿性の包装も施していますが、やはりポリエステル系の材料ですので、成形に先立って必ず予備乾燥を行って下さい。乾燥条件は、140~160℃、4時間以上(最大24時間まで可)で、除湿乾燥機を使用することをお勧めいたします。

また、乾燥機は棚式通風乾燥機やホッパー・ドライヤーも使用可能ですが、いずれの場合もペレットが上記の条件で均一に乾燥されるように熱風温度、風量などを調節して下さい。特にホッパー・ドライヤーの場合はショートパスができないように、また、設定温度ではなくペレット温度が上記温度になっているように注意が必要です。

また、成形中も再吸湿を防止するためにホッパー・ドライヤーの使用をお勧めします。

 

図2-1 E130i の乾燥曲線 図2-2 E130i の吸湿曲線

 


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