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ソニー歴史資料館 / ユリア樹脂からポリスチレンへ

ソニー歴史資料館は、東京の通信業界で60年以上にわたり製品の変革を経てきたSONYの歴史を紹介しています。ソニーのモノづくりの精神を感じることができる場所です。(詳しくは、pla-topia2011-1を参照してください) http://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/Museum/

ユリア樹脂からポリスチレンへ
ユリア樹脂からポリスチレンへ
テープレコーダーの開発当時使われていた樹脂素材は熱硬化性のユリア樹脂でした。コントロールノブのつまみ類から、金属を埋め込んだ取っ手類まで幅広く使われ、成形部品を表面パネルの一部にも使用しました。
ユリア樹脂は熱膨張係数が高く、伸び縮みの大きい樹脂で、冬になると、固定部から割れが盛んに出始めました。やむなく、固定部の穴を少し広げ、取り付けに遊びを作ることで、夏冬の変化に対応できるようにしました。まもなくポリスチレンが出現し、ユリア樹脂は完全に過去のものとなりました。
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ユリア樹脂からポリスチレンへ
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