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原料は石油

プラスチックとは?
くらしの中のプラスチック
プラスチックの原料は石油です

石油の基本となるのは酸素(O)、水素(H)、炭素(C)の3つの元素です。

石油のもとである原油を加熱分解すると、ガソリン、灯油、ナフサ、軽油、重油などになります。大部分のプラスチックはこのナフサを主原料としています。
ナフサをさらに加熱分解して沸点(液体から気体になる温度)の差を利用して分離すると、プラスチックの原料のエチレンやプロピレンになります。
これらの多くは気体や液体で、そのままでは利用できません。

モノ(mono)とポリ(poly)について

高分子をつくるにはまず一般に低分子化合物をつくり、これを結合、連結させる必要があります。この反応を「重合」反応といい、低分子化合物を「単量体(モノマー)」、生成する高分子量物を「高分子化合物」または「重合体(ポリマー)」と呼んでいます。「モノ」(mono)はひとつという意味ですし、「ポリ」(poly-)はたくさんという意味です。「モノマー」から「ポリマー」へ重合させるには熱、光、触媒などの添加剤(重合開始剤)を使います。
このようにしてモノマーであるエチレンやプロピレンを重合させてできたものがポリエチレンやポリプロピレンになります。