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プラスチックは高分子化合物

プラスチックとは?
くらしの中のプラスチック
プラスチックは高分子化合物

日本工業規格で定める「高分子物質を主原料として人工的に」という意味は、簡単にいって「化学的に合成された分子量の非常に大きい物質」のことです。
物質は分子量の大きさによって低分子、中間分子、高分子に分けられ、例えば空気中の酸素は32で、甘い砂糖は342です。
これに対してゴムやたんぱく質などは分子量10000を超えます。天然の「高分子」化合物には天然ゴムや松ヤニなどの天然樹脂、繊維素、絹、たんぱく質など数多くのものがあります。またこれらをまねて化学的に合成してつくられたものが合成ゴム、合成樹脂、合成繊維なわけです。ですからプラスチックは人工的につくられた「高分子化合物」であり、天然樹脂に対して「合成樹脂」または単に「樹脂」とも呼ばれます。

プラスチックの定義は?

日本工業規格(JIS K 9600-1977)によれば「プラスチック」は「高分子物質を主原料として人工的に有用な形状に形づくられた固体」となっています。
ただし、繊維・ゴム・塗料・接着剤などは除外されると書かれています。