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軽くする

多彩なプラスチック
くらしの中のプラスチック
プラスチックを軽くする

ソフトにする、軽くするにはプラスチックにガス体を入れる方法があり、これを発泡プラスチックといいます。発泡させるには、成形のときにチッ素ガスを圧入する方法や、発泡剤を使って成形時の温度で分解させ、分解ガス(ちっ素、炭酸ガス)などを混入する方法などがあります。
熱可塑性樹脂でつくった発泡体は丈夫で、寝具、クッション、レザーなどに広く使われています。
また皮の代用の塩ビレザーは、可塑剤を入れて軟質にし発泡させてつくります。
合成木材は発泡プラスチックのガス体の量を加減して、木材と同じ位の比重にしたものです。
ポリスチレン、硬質ウレタンは、ガス体が入っているので熱を遮断する性質があり、保温材、冷蔵庫や建物の断熱材としても使われています。