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リビング

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テレビ  テレビ 
家電製品の代表であるこの分野ではPP・PS・ABSが主要な材料です。大胆に言えばキャビネットなど大型部品はPP・PSやABS樹脂が、内部の機構部品にはPOMをはじめとするエンジニアリングプラスチックが活躍しています。急成長の液晶ディスプレイ(LCD)でも配向膜がPI、偏光膜にPVAフィルム、導光板にPMMAなどが採用されています。
DVD/CD  DVD/CD 
CD/DVDといったメディアは透明なPCが中心材料です。DVDなどのハード機器では精密な動きが要求される光学式読取部やドライブ機構にPOMやスーパーエンプラと呼ばれるLCPなどが採用されています。
電話機(FAX)  電話機(FAX) 
家庭用電話機(FAX)はますます多機能化する一方で、携帯電話はますます小型化・軽量化・薄肉化が進んでいます。家庭用電話機(FAX)のハウジングはABS樹脂・耐衝撃性PSが使われ。内部の機構部品はPOMなどが使われています。
携帯電話機  携帯電話機 
昔と比べると1/10と軽量化した携帯電話筐体はPC、PCとABS樹脂のアロイ(両方を混ぜ合わせたポリマー)、変性PPE・PPSそしてLCPなどが一層の軽量化・小型化・衝撃強度の向上をめぐってしのぎを削っています。基板材料も割れにくいPCやPESなどが無機ガラスに替わって採用されています。
照明器具  照明器具 
形状や色彩が自由にできる、しかも安価であることから、照明分野もプラスチックが得意とする分野です。透明性や着色加工の容易さ、耐光性、耐久性などからPMMA樹脂をはじめ、PC・PSが活躍しています。蛍光灯などの口金にはPBTが使われ、コードやソケット・プラグにはPVCが使われています。
ステレオコンポ  ステレオコンポ 
小型化・軽量化を追及してきたこれらの製品では多種類のプラスチックがそれぞれの特長を生かして使われています。キャビネットなど外装部品は耐衝撃性PSやABS樹脂が、ギア、プーリなど機構部品にはPOMやPBTが、シャーシなどの構造部品には変性PPEやガラス繊維で強化されたPCなどが使われています。
掛け時計/置時計  掛け時計/置時計 
インテリアとしての調和が求められるにつれ、掛け時計や置時計は機能だけではなく形状や色彩も大切な要素になってきました。外観部品には形状が自由に設計でき着色も容易で、耐衝撃性あるいは耐薬品性にも優れたABS樹脂やPSが採用されています。内部の機構部品にはPOMなどがギアやカムなどに使われています。
めがね  めがね 
メガネの素材はレンズに透明なPMMA樹脂などが、フレームには繊維素系プラスチックやPARなどが使われています。軽い、丈夫、形状や色彩が自由などがその理由です。コンタクトレンズの素材は透明性に優れたPMMA樹脂やPARが使われています。
腕時計  腕時計 
腕時計ムーブメントにはPOMが主に使われています。耐疲労性、耐油性、剛性が優れているからです。超微細な歯車にはLCPも使われています。時計バンドには夏冬を通して硬さの変わらないPA系エラストマーやPC/ABSアロイが使われています。
壁材  壁材 
内壁や間仕切壁にはメラミン樹脂、不飽和ポリエステル、ジアリルフタレート樹脂を使用した化粧版が使用されています。内装材としてはPVCシートを用いた壁紙、ポリオレフィン繊維製ウォールクロス、カーテン、ブラインドなどが活躍しています。
カーペット  カーペット 
カーペット材料はプラスチックの親類である合成繊維が中心です。ナイロン繊維は擦り切れに強く、アクリル繊維はウールに似た風合いを持っています。熱に強いポリエステル繊維もあります。
ブラインド  ブラインド 
ブラインドを上下させるチルト機構などには機械的強度や摺動性に優れたPOMが採用されています。
ソファー  ソファー 
ソファーの素材にはウレタンフォームが使われ、表面のレザーはご存知のPVCレザー製が一般的です。
カメラ/デジカメ  カメラ/デジカメ 
カメラは今やデジカメブームですが、従来のアナログタイプでも軽量化を図ったタイプはシャーシに変性PPEを採用したものやシャッター部品にLCPを採用したもの、レンズはPMMA樹脂といったものがありましたが、デジカメになるとプラスチック化も一層本格的で、ボディはPC、レンズはPMMA樹脂が、レンズを保持する鏡枠にはPCが,カムなどの機構部品にはPOMが活躍しています。レンズ付フィルムはほぼ100%プラスチックで、ボディはABS樹脂、機構部品にABSやPOMを採用しています。
エアコン  エアコン 
エアコンのキャビネットにはPP・PS・ABSなどが使われています。インテリアとしての高い外観性の向上と共に、最近では快適な環境空間を作る技術、たとえば脱臭技術、防塵技術が注目され、その関連での新たなプラスチックの活躍が期待されています。
フットマッサージャ  フットマッサージャ 
健康への関心が高まるにつれて健康グッズは急成長中です。フットマッサージャはそのひとつで、足の裏をマッサージして刺激を与える部品やその部品を回転させるメカニズムなど、摺動性の求められる機構部品にはPOMやPBTなどが採用されています。
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