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DURANEX(R) PBT


<重要>

· DURANEX® PBTの取扱いにあたっては、該当するグレードのカタログ、技術資料や製品安全データシート(SDS)を参照して下さい。

 

<危険>

· 道路や床にDURANEXペレットが散乱した場合は、足元が滑って転倒するおそれがありますので速やかに清掃して下さい。

· DURANEXの消火方法として、水、泡沫消火剤、粉末消化剤、炭酸ガスのいずれかを使用して下さい。

 

<成形時の注意事項>

· ペレットの予備乾燥は必ず行って下さい。乾燥条件は次の条件を目安に行って下さい。乾燥機の設定温度ではなく、ペレットの温度が右記の温度になっていることを確認して下さい。成形中に吸湿しないようにホッパードライヤ(95~105℃)の使用をお勧めします。

乾燥温度 乾燥時間
120℃ 5時間
*140℃ *3時間

*一部グレードには適しませんので、 技術資料を参照して下さい。

 

· 樹脂の分解が起こらないように、次の樹脂温度とシリンダ内滞留時間にして下さい。
1) 最適樹脂温度 250~270℃ (280℃以上にはしないこと)
2) 限界シリンダ内滞留時間

シリンダ温度 滞留時間
徐燃性グレード 自己消火性グレード
250℃ 60分以内 30分以内
270℃ 30分以内 10分以内

(上記は一応の目安であり、諸条件により異なります。)

 

· 樹脂が分解したり、分解の疑いがあるときは、シリンダ温度を下げ、シリンダ内の樹脂をパージ(排出)して下さい。このパージの際には、保護メガネを着用し、ノズル先には決して手や顔を近づけないで下さい。

· 成形を休止する際には、シリンダ内の樹脂をパージし、シリンダのヒータ電源を切って下さい。

· 弊社がお勧めする以外の着色剤、添加剤及び異種銘柄樹脂を混入しないで下さい。

· DURANEXから他の樹脂に置き換える場合には、必ずポリエチレン(PE)かポリスチレン(PS)に置き換えてから次の樹脂に置き換えて下さい。

· 作業時には局所換気、または全体換気をお勧めします。

 

<その他>

· ここに書かれている情報は、この材料を使用するに際して、現在私共が知り得ている範囲内のものです。しかし、情報の正確性、安全性について、私共はあらゆる面で確認しているものではありませんのでご承知下さい。

· 製品ペレットが床面や排水系等へ漏れ出した場合、河川や海の環境に影響を及ぼす恐れがありますので、必ず回収処理して下さい。