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LAPEROS(R) LCP


<重要>

· LAPEROS® LCPの取扱いにあたっては、該当するグレードのカタログ、技術資料や製品安全データシート(SDS)を参照して下さい。

 

<危険>

· 道路や床にLAPEROSペレットが散乱した場合は、足元が滑って転倒するおそれがありますので速やかに清掃して下さい。

· LAPEROSの消火方法として、水、泡沫消化剤、粉末消化剤、炭酸ガスのいずれかを使用して下さい。

 

<成形時の注意事項>

· ペレットは140~160℃、4時間以上(最大24時間まで可)の予備乾燥をお勧めします。また、成形中に吸湿しないように、ホッパードライヤ(110~120℃)の使用をお勧めします。

· 樹脂の分解が起こらないように、次の樹脂温度とシリンダ内滞留時間にして下さい。

 

1) 最適樹脂温度

Aシリーズ 290~320℃ (350℃以上にはしないこと)
Bシリーズ 290~320℃ (350℃以上にはしないこと)
Cシリーズ 330~350℃ (350℃以上にはしないこと)
Tシリーズ 370~380℃ (385℃以上にはしないこと)
Eiシリーズ 340~365℃ (370℃以上にはしないこと)
Sシリーズ 355~380℃ (385℃以上にはしないこと)

 

2) 限界シリンダ内滞留時間

Aシリーズ 320℃ / 30分以内
Bシリーズ 320℃ / 30分以内
Cシリーズ 350℃ / 30分以内
Tシリーズ 370℃ / 20分以内
Eiシリーズ 365℃ / 30分以内
Sシリーズ 370℃ / 20分以内

 

· 樹脂が分解したり、分解の疑いがあるときは、シリンダ温度を下げ、シリンダ内の樹脂をパージ(排出)して下さい。パージの際には、保護メガネを着用し、ノズル先には決して手や顔を近づけないで下さい。

· 成形を休止する際には、シリンダ内の樹脂をガラス充填ポリカーボネートでパージし、シリンダー温度を330℃未満にした後に、高密度ポリエチレンでパージし、シリンダのヒーター電源を切ってください。

· ポリプラスチックス(株)がお勧めする以外の着色剤、添加剤及び異種銘柄樹脂を混入しないで下さい。

· 作業時には局所換気、または全体換気をして下さい。

 

<その他>

· ここに書かれている情報は、この材料を使用するに際して、現在私共が知り得ている範囲内のものです。しかし、情報の正確性、安全性について、私共はあらゆる面で確認しているものではありませんのでご承知下さい。

· 製品ペレットが床面や排水系等へ漏れ出した場合、河川や海の環境に影響を及ぼす恐れがありますので、必ず回収処理して下さい。