タニタ博物館
タニタ博物館は創業期からの各種商品、体重計などの「健康をはかる」機器の数々を展示。健康に対する世の中の関心の深まりとともに進歩してきた健康計測機器の流れを知ることができます。
http://www.tanita.co.jp/
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1946年
浅草で谷田賀良倶(たにだかろく)氏が貴金属宝飾品などを製造販売する商店を始めましたが(1923年)、1944年に弟の谷田五八士氏が、現在地に株式会社谷田無線電機製作所を設立、通信機部品の製造を始めたのが今日のタニタの出発点です。 戦後間もなく1946年、(株)谷田製作所と改称、真鍮製のシガレットケースやライター、ハンガーなどの様々な商品を製造、販売しました。 なかでもトースター市場にはいち早く進出し、大手家電メーカーのOEM製品を製造。また電気ストーブ製造は当時の国内シェアの7割弱を占めていました。
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1959年
電気ストーブにかわる通年売れる商品をさがし谷田社長は渡米。デパートで体重計を買い求め、帰国後、商品化しました。赤を大胆に使った斬新なデザインの画期的な体重計はタニタの主力商品に成長しました。
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1968年
持ち家が増え、家庭に風呂が普及。健康への指向が一層強くなり、「一家に1台の体重計」の時代となりました。1968年に「体重計」(ヘルスメーター)の販売累計が100万台を記録。1979年には1,000万台となりました。(写真左:100万台記念計 写真右:10万台記念計)
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1992年
健康のバロメーターは、体重だけではなく、<体内の脂肪量>という医師のアドバイスを受け、「体脂肪計」を開発。乗るだけで計測できる体脂肪率計を発売しました。当初48万5千円もしましたが、2年後には、4万5千円の商品を発売しています。
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2003年
健康機器分野に進出する企業が多くなり、価格競争が激しくなるとともに、タニタでは、複数の機能をあわせ持った商品開発にも取り組みました。体重や体脂肪率にくわえ、筋肉量、内臓脂肪レベルなども同時に計測できる「体組成計」が誕生しました。
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2004年
全身だけではなく、部位別に体組成が計測できる、世界初の「部位別体組成計」を開発。さらに女性用の体組成計では、ダイエットに適した時期を知らせるタイプも開発。また、妊産婦用には、カラダをかがまなくても計測値を見ることができるタイプも商品化。
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2010年
近年のタニタは、健康をはかる計測機器とともに、「タニタ食堂」でも、その名前が知られています。とくにレシピ本「体脂肪計タニタの社員食堂」(大和書房刊)はシリーズ累計542万部を超えるベストセラーになりました。
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2012年
レシピ本の読者を中心に高まっていた要望に応えるため、2012年、丸の内タニタ食堂をオープン。カロリーと栄養バランスをしっかり整えているメニューが人気となっています。2016年現在、26箇所の社員食堂や学食のメニューを展開、今後、全国47都道府県へ展開する計画です。
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2013年
近年、計測データをSDカードに自動記録し、パソコンへ転送できるタイプや、スマートフォンに転送できるタイプも商品化。計測データをインターネット上で管理することも可能にしました。このようにニーズに合わせた多様な商品がつくられています。