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  接着剤の硬化条件に注意

■エンプラの接着■

エンプラは様々な有機溶媒に対して溶けにくいため、溶剤で溶解して接着するタイプの接着は困難となります。また、高温の環境や、高い負荷のかかる環境、各種のオイルや薬品と接するような環境で使用される場合が多いため、接着した部品にも強度や耐薬品性を求められる場合が少なくありません。
そのため、エンプラの接着には、強固で耐久性のある反応硬化タイプの接着剤が多く使用されます。
一般的に多く使用されるのは、エポキシ系とシリコーン系ですが、ウレタン系やシアノアクリレート系(瞬間接着剤)が使われる場合もあります。

■接着剤と接着条件■

反応型の接着剤にはいろいろなタイプがありますが、それぞれに接着剤メーカーさんの推奨する硬化条件があります。
接着する手間を惜しんで工程を簡略化したり生産性を優先させたりするなどして、メーカー推奨の接着・硬化条件を大きく逸脱したとき、硬化が不充分であるなどのトラブルに結びつきます。

強固で耐久性のある接着のために、次のようなポイントに気をつけてみてはどうでしょうか。

  • 二液または三液以上を混合するタイプ → 接着剤や硬化剤の混合比は正確に
    接着剤の主剤と硬化剤の配合比はできるだけ正確にしましょう。たくさん硬化剤を配合したからといって、早く強固に硬化するものでもありません。
    また、配合するときは接着剤はよく混ぜて使いましょう。
  • 加熱して硬化させる場合 → 加熱温度と時間に注意!
    短時間で硬化させたり温度が低すぎると硬化しないときもあります。
    また、硬化時間短縮のために、硬化温度を高めに設定する例もありますが、これにも限度があります。
  • 水分と反応するタイプ → ある種のシリコーン系やウレタン系の接着剤は、硬化するときに水分を必要とします。湿度を調節していない場合には、例えば日本の冬場のように乾燥した季節になると接着不良が多く発生するなどのトラブルにみまわれるときもあります。
  • 保存期間に注意! → 反応型の接着剤は、長期間保存していた場合、硬化剤が失活して固まらなかったり、硬化が不充分だったりするときがあります。
    また、開封してから日が経っていなくても、保管温度が高かったり、蓋がちゃんと閉められていない場合、熱や空気中の水分や酸素,二酸化炭素などのために、硬化剤が失活してしまうこともあります。
    開封した接着剤を保管するときは、接着剤の取り扱い説明書に記載の方法で正しく保管しましょう。

『エンプラ技術紹介』にも接着に関してのページがあります。こちらもご参照下さい。

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