フレクティス®は、LCPをベースにしたグレードとPPSをベースにしたグレードの二種類があります。
そこで以下にフレクティス®の成形条件をご紹介しますが、項目によってはベース樹脂ごとに分けて説明しています。
推奨条件:
温度: 140~160℃
時間: 4~6時間
後部: 320~325℃
中間部: 325~335℃
前部: 335~345℃
ノズル: 320~350℃
樹脂温度は360℃以上にしないようお願い致します。
限界滞留条件:30分×350℃
後部: 290~300℃
中間部: 300℃
前部: 310℃
ノズル: 310~320℃
製品形状によって高流動性が必要な場合、上記よりも20℃程度まで温度を上げる事が可能です。
70~150 ℃
成形品の外観向上および流動性確保のため、可能な限り高い金型温度での成形をお奨めします。
130~150 ℃
PPSの物性には金型温度が大きく影響します。
120℃以下の金型温度では成形しないようお願い致します。
40~100rpm
計量が不安定な場合、背圧を少し上げる事をお奨めします(2.0~3.0MPa)。
LCPは固化速度が速いので、多くの場合、高速での射出が推奨されます。
良好な表面外観を得るには、高速での射出が必要です。
しかし、反りや焼けが発生しやすくなりますので、一般的には外観が良好になれば必要以上の高速射出は必要ありません。
最適な射出圧力は製品形状や金型設計、他の成形条件等によって異なります。
低い圧力で成形を始め、徐々に圧力を上げて行くのが良い方法です。
大抵の成形品は15~45MPaの樹脂圧で成形可能です。
通常30~100 MPaの射出圧力が好ましく、バリを抑えるには低圧での成形をお奨めします。
パージングは通常、成形時の温度を維持した状態で、初めにガラス繊維入りポリカーボネートでパージした後、ポリエチレンでパージし、かつ、ガラス繊維入りポリカーボネートとポリエチレンでのパージングを交互に繰り返す事をお奨めします。
また、シリンダー内のパージ材を完全に出してから、次のパージ材を入れるようにするとより効率的です。
ガラス繊維入りポリカーボネートの代わりに、市販されているアクリル系パージ材も使用可能です。
成形作業を30分以上中断する場合は、 シリンダー内の樹脂をパージし、シリンダー温度を50℃程度下げて下さい。
ペレットを供給したり、スクリュを回転させたりする前に、シリンダーの加熱時間を充分にとり、少なくとも成形温度-10℃に達するようにして下さい。