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  ジュラコンの成形技術

はじめに
 


 ジュラコンは化学的にはポリアセタール・コポリマーと呼ばれる結晶性の高い、熱可塑性のエンジニアリング・プラスチックスです。優れた機械的特性と良好な成形加工性が活かされ、あらゆる産業分野に広く使用され、ますますその応用範囲を広げています。

 ジュラコンの成形加工法としては、射出成形、押出成形、ブロー成形法がありますが、一般的には射出成形法が広く用いられています。

 ここでは、ジュラコンの射出成形法と、ジュラコンを利用する上で、その高い強度性能や寸法精度を100%発揮させ、しかも合理的で経済的な方法、テクニックを紹介します。

 なおここでは、ジュラコンで最も広く使用されている非強化タイプ(M90:一般タイプ、M270:高流動タイプ、M25:高粘度タイプ)を中心に記述しています。図表で特にグレード表示のないものはM90を試験評価したものです。

 また、ジュラコンのグレードには非強化タイプの他に、ガラス繊維などの強化材や各種の充填材を加えた強化充填タイプなどの各種グレードがあります。これらについては、製品紹介および、技術サポート、物性・成形性データベースをご参照下さい。

1.成形作業における安全衛生
    1.1 成形作業上の注意点
    1.2 衛生
    1.3 始動、停止、材料替え
 

2.成形機の選定
 
    2.1 成形機の選定
    2.2 可塑化機構
    2.3 射出機構
    2.4 ノズル構造
 

3.成形条件
    3.1 標準成形条件
    3.2 予備乾燥
    3.3 シリンダ温度
    3.4 金型温度
    3.5 射出圧力
3.6 射出速度
3.7 スクリュー回転数、背圧
3.8 成形サイクル
3.9 モールドデポジット対策

4.再生品の使用
 

5.成形加工特性
    5.1 流動性
    5.2 成形収縮特性
    5.3 後収縮・吸水寸法変化
    5.4 熱安定性
 

6.成形品設計
 
    6.1 形状設計
    6.2 品質設計
 

7.金型設計
 
    7.1 ランナー
    7.2 ゲート
    7.3 抜き勾配
    7.4 アンダーカット
    7.5 ガスベント
7.6 金型温度調節
7.7 金型材質

8.成形不良と対策