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  立体回路形成技術(MID)

MIDとはMolded Interconnect Deviceの略称で、プラスチック成形品上に電気回路が形成された、立体回路部品のことです。MIDの最大の特徴は電気部品(回路)と機械部品(プラスチック成形品)との一体化が図れるところにあり、おもな特徴として、部品の小型化・高性能化、部品点数の削減、組立て工数の削減が挙げられます。現在実用化されているMIDのおもな製造方法は、その工程の中で何回の射出成形が行われるかによって、1回成形法(One-shot process)及び2回成形法(Two-shot process)と呼ばれる工法に大別することができます。それぞれの工法で、代表的なものとしては以下のような方法が知られています。

 
1回成形法

■UV露光法

UV露光法のプロセスとしては3種類(サブトラクティブ法、セミアディティブ法、アディティブ法)が考えられますが、中でも実用的な2方法の概略プロセスは以下の通りです。

(1) サブトラクティブ法
樹脂成形
エッチング
触媒塗布
無電解めっき
電気めっき
電着レジスト
UV露光
パターニング
エッチング(めっき層)
レジスト剥離
 
(2) セミアディティブ法
樹脂成形
エッチング
触媒塗布
無電解めっき
電着レジスト
UV露光
パターニング
電気めっき
レジスト剥離
フラッシュエッチング(無電解めっき層)


■レーザーイメージング法

プラスチック成形品上に金属薄膜を形成した後、レーザー光でパターンニングし、回路を形成することを特徴とする方法です。

樹脂成形
メタライジング
パターンニング
電気銅メッキ
電気ニッケル・金メッキ

レーザーイメージング法による製品例です。

 

■IVOND法

プラスチック成形品上に導体(ホイル)を打ち抜きプレスにより直接貼り付けることで回路を形成することを特徴とする方法です。

樹脂成形
打ち抜きプレスによる直接導体貼り付け

IVOND法による製品例です。

ISDNウオールソケット
アクセルペダルセンサーモジュール

2回成形法

■SKW法

2面の金型を使用し、1次成形後にプラスチック表面に触媒を付与し、次いで2次成形によりめっき析出部と非析出部となるパターン形状を作製した後、最後にめっきで導体回路形成することを特徴とする方法です。

1次成形
1次処理
2次成形
表面処理(めっき)
       

SKW法による製品例です。

携帯電話アンテナ

ピックアップMID
SMTパッケージ
センサーベース

以上、MID工法について簡単にご紹介しましたが、MIDについて更に詳しくお知りになり方は日本MID協会のホームページもご覧下さい。