| ■溶着条件 |
|
レーザー溶着における設定条件は次の2つです。
(1)レーザー出力
(2)スキャン速度
レーザー出力は樹脂を溶融させる熱量です。スキャン速度はレーザービームの移動速度です。生産性を考えれば、スキャン速度を速くして、処理時間を短くし、その分出力を上げる事になります。しかし出力が高すぎれば吸収性材料側が分解しすぎて変形を起こすこともありますので、このあたりは実際の製品による検証で、最も製品の溶着性能が安定するポイントを探すことになります。
また材料的には次の二つが重要になります。
(3)透過性材料の光線透過率
(4)透過性材料の厚み
材料の溶着は、吸収性材料に届くレーザービームのエネルギー量に依存します。そのため透過性材料側のの光線透過率と厚みは大きな影響を持ちます。光線透過率が高いほど溶着に有利です。厚みも同様に薄いほど有利です。 |
|
一例として、溶着強度と、レーザー移動速度、レーザー出力の関係を下のグラフに示します。レーザー出力が高く、移動速度が遅いほど、溶着強度が高くなることが判ります。 |
|

※材料: M90-44ナチュラル vs M90-44黒 |