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  異種材料の接合技術

 熱板溶着、超音波溶着、振動溶着、レーザー溶着など、同材質のプラスチック成形品同士を接合する方法は色々ありますが、異種材料間の接合方法については接着剤などを除いてほとんど知られていませんでした。
  この異種材料間の接合を可能にする方法として、高周波誘導加熱を応用した、全く新しい接合技術についてご紹介致します。

[ 基本原理 ]
    図‐1に示した様に、接合しようとする異種材料間(樹脂材料A/樹脂材料B)に、特殊な金属箔を挟みます。外部に設置した誘導コイルに高周波電流を流すことにより、金属箔が発熱して樹脂表面が軟化・溶融するとともに、金属箔と樹脂が強固に結合することにより、異種材料間の接合が可能になります。この間、わずか数秒オーダーの時間で接合が完了しますので、従来の樹脂溶着方法と比較しても非常に効率的な方法です。
 



図-1 接合の原理



電磁誘電ウェルダーの一例

[ 接合強度 ]
  以下は、ダンベル形状の試験片を使用して、引張りせん断によって、各種の異材料組合せの接合強度を測定した例です。
 
材料の組合せ
接合強度(MPa)
POM樹脂(ジュラコン®M90-44)/PBT樹脂(ジュラネックス®2002)
POM樹脂(ジュラコン®M90-44)/PPS樹脂(フォートロン®0220A9)
PBT樹脂(ジュラネックス®2002)/ PPS樹脂(フォートロン®0220A9)
21.8
16.8
22.8
cf.  PPS樹脂(フォートロン®0220A9)/ PPS樹脂(フォートロン®0220A9)(同材)
37.2

※上記接合強度は、上記組合せでの代表値を示すものではありません。溶着条件等により変動する可能性があります。
 


 このデータは当社が蓄積した経験および実験室データに基づいて作成されたもので、ここに示したデータは異なった条件下で使用される部品にそのまま適用できるとは限りません。 したがって、この内容がお客さまの個々の使用条件にそのまま適用できることを保証するものではなく、 活用に関してはお客さまにて最終判断をお願いします。
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