| HOME > 会社情報 > 環境・社会(CSR) > |
| |
| |

次の10年
21世紀の最初の10年が経過しました。この10年は、21世紀の本格的な始動に向けた過去との時代断層を乗り越えるプロローグであったのではないかと思います。新興国経済の台頭に伴うG8からG20への国際協調の構図の変化、マクロ経済の不均衡の拡大と崩壊、オバマ大統領のプラハ演説(核廃絶)・カイロ演説(イスラム世界との和解)などの平和外交路線への方向転換など、政治・経済面で今後の大きな変化を予兆させる出来事がいくつも発生しました。また、産業界でも、電気自動車、太陽光発電などといった環境・エネルギー技術に、かつてない程の大きな関心が集まっています。
時代は、おそらく私たちの予想を超えたスピードで変化していくでしょう。次の10年が、全く新しい社会へと生まれ変わる劇的な変化を伴う10年になるかもしれません。
進化し、時代を支えていくことが社会への貢献
iPS細胞*、家庭支援ロボット、エコカーなど、社会が大きく変わっていく背景には、技術の画期的な進歩と、技術者たちの飽くなき情熱があります。私たちも、素材メーカーとして、常に技術の革新を目指し、新しい時代を支えていきたいと考えます。幸いにも、当社の製品群は、安全・環境・エネルギーといった時代の最先端の要請に欠くことのできない潜在能力を持った高機能材料がそろっています。自らの開発技術が、豊かな未来社会の形成と、大切な地球を守ることに貢献していくことをメーカーの誇りとして、事業に取り組んでいきます。
一方、どんなに時代・社会が変化しても、変えることなく守るべき価値観が私たちにはあります。公正・誠実・信頼の心を何よりも重んじ、品格ある企業市民としてこれからも成長することを目指します。
- Induced pluripotent stem cells(人工多能性幹細胞)の略。体細胞へ数種類の遺伝子を導入することにより、ES細胞(胚性幹細胞)のように非常に多くの細胞に分化できる分化万能性と、分裂増殖を経てもそれを維持できる自己複製能を持たせた細胞
成長戦略と中期経営計画
昨年、7項目の成長戦略を設定しました。そして、さらに具体的な目標と実行計画に落とし込むために、本年、中期経営計画(2011~2013年の3カ年計画)を策定します。
この中に込められた大きな思いは、次の3点に要約されます。
- 世界の市場が国境のない一つの市場になっていくなかで、グローバルカンパニーとして、世界のお客様に貢献していくこと
- 安全・環境・エネルギー分野に貢献する技術革新を目指し、時代の要請に応えていくこと
- 人財の育成、社員の幸福を追求するために、国内・海外の人事マネジメント体制を抜本的に見直していくこと
すでに昨年から取り組みをはじめていますが、社会から尊敬され信頼される、また当社で働くすべての社員が、当社で働くことに誇りと幸せを感じることのできる素晴らしい会社になることを目指します。
<成長戦略7項目>
- アジア最大の成長市場である中国・インド市場でのシェア拡大
- 今後の成長分野である環境・エネルギー分野での用途開発・製品開発強化
- 時代を生き抜くための既存ビジネスモデルの構造改革
- 当社ビジネスドメインを活用した新規事業の導入によるポートフォリオ拡大
- 競合他社の追随を許さない圧倒的差別化技術の追求
- 日系顧客のグローバル展開サポート強化
- 経営基盤である人財育成のための人事制度・マネジメント改革
創業50周年に向けて
当社は、2年後の2012年に創業50周年を迎えます。
この日を迎えることは、お客様、取引先および株主様からのご支援、各国社会のご協力、過去そして現在の当社従業員の努力なくして、実現できなかったでしょう。改めて感謝申し上げます。2012年の創業50周年には、様々な記念イベントを計画したいと考えていますが、その一つとして、社会福祉への取り組みも検討していきます。次の半世紀に向けて、より一層社会に貢献できる「なくてはならない存在の会社」になるように、私たちは努力し続けていきます。

